馬用サプリメント先進国アイルランドで、No.1シェアを誇るFORAN社の健康補助食品です。
※こちらのプレミアムリンシードオイルは、2020年よりJRAの規定が変わり、【単一の原材料から成るもので、禁止薬を含む可能性はないことから検査は不要】となりました。無添加植物油の単体飼料ですので、理化学研究所の検査は不要ですが、JRAでの使用が可能です。
なぜプレミアム・リンシードオイルが必要なのか......
最近では 一般的に競走馬に多く給与されている濃厚飼料と呼ばれる飼料に 油分が含まれていることも多く、また 飼養管理者が 脂肪添加や整腸を目的として飼葉に添加しているオイル類がよく使われていますが、それらにはいずれもオメガ6脂肪酸が多く含まれています。
飼料は、使う側がその成分や効能を十分考慮して使っている訳ですが、どうしても成分の構成上油分が必要なケースがあったり、人が野菜などを食べる時に油分を含むドレッシングをかけるように、飼葉・飼料にオイルを添加することも必要な事です。しかしながらオメガ6の比率が高いことによって引き起こされる悪影響を考えるとどうでしょう。
オメガ6の高度摂取から考えられる競走馬への悪影響は......
1. 免疫力低下や 皮膚疾患にも関連するアレルギーの発症率のアップ
2. 細胞膜の硬度を上げ、炎症性の反応率を上げます。
3. 血管収縮率アップと筋肉疲労回復度低下によるパフォーマンス低下。
4. 輸送に弱い体質になる。
これでは、せっかく飼養管理者が競走馬のパフォーマンスUP及び健康管理の為に考えて作った、或いは使うと決めた飼料に問題があることになってしまいますが、もしそこに高品質の亜麻仁油、リンシードオイルを添加すればどうなるでしょうか?
このプレミアム・リンシードオイルは、容量に対し54~55%のオメガ3脂肪酸を含み、そこにビタミンE、Kと微量元素を含んだ添加用オイルで、その添加によって飼養管理者が思う飼料の効果が上記の悪影響なく期待出来、加えてこのプレミアム・リンシードオイルが持つ・・・
1) 免疫力の強化
2) 抗炎症作用と調教やレースによる筋肉損傷の回復スピードアップ。
3) 体組織への酸素運搬スピードのアップ。
4) 脳神経、視神経の良好状態維持。
5) 健康的な蹄部維持。
等の効果に加え、疝痛の予防だけでなく 整腸効果と 摂取成分の吸収力のアップにもつながります。
販売されている亜麻仁油の中には精製油で薄められたもの、混ぜ油も多く、何よりその抽出方法で品質レベルが変わるこのような油は、亜麻の殆どを輸入に頼る日本では高品質なものは限定され、簡単に製造出来るものではありません。
是非一度、人がより良いオリーブオイルを食事に求めるように、競走馬にも良い亜麻仁油を与えて、飼養によって求める効果をより良い状態で引き出す環境を作ってみて下さい。
1.亜麻仁油(リンシードオイル)って
亜麻仁油は、アマの種子を圧搾、または潰して抽出することで得られるリノレン酸をはじめとする不飽和脂肪酸に富み、人用のサプリメントしても使われているオイルです。
亜麻は一部の北海道産を除きそのほとんどが輸入に頼っていますが、アマの種を煮込んだり、油にしてから沸騰させることで色々な形で人に役立つものとして使われており、例えば最近ではシックハウス症候群対策の塗料に使われたりしています。
このオイルは常温或いは低温状態で加工しないと酸化したり不飽和脂肪酸比率や含有成分構成が変わってしまう為、どのような過程で精油されたかが非常に重要です。
実際のところ、亜麻の種子をそのままか粉砕した状態、或いは煮込んで何かと混ぜたものを動物用の飼料として与えているケースもあるようですが、正しく精油された亜麻仁油を与えるのと比べると目的も効果もまったく異なります。
人が食用に使うオリーブオイルをみても、その品質や酸化の度合から高価なものから格安のものまで色々種類があるのと同じように、亜麻仁油もランク分けすることが出来ます。
このような亜麻仁油やオリーブオイルは、どちらかと言えば高価なオイルなので、残念ながら市場に出回っているものの中には精製油で薄められたもの、混ぜものも多いので注意する必要があります。
2.オメガ3って?
一般的にオイル(脂肪)は、動物の体内に入ると分解されて脂肪酸とグリセリンになりますが、そんな脂肪酸の中には動物に必須の不飽和脂肪酸、オメガ6系脂肪酸、オメガ3系脂肪酸があります。
これらの不飽和脂肪酸が動物の体内で必要な生理活性物質の素となるのですが、オメガ6に限って言うと、この比率が高すぎると色々な弊害が出ることになってしまいます。
では、このオメガ6の給与を減らせば良いと言うことになるのですが、一般的に競走馬に多く給与されている濃厚飼料や加工飼料などに含まれる油分、また飼養管理者が脂肪添加や整腸を目的として飼葉に添加する各種オイルには必ずといってオメガ6脂肪酸が多く含まれているのです。
濃厚飼料や加工飼料は、飼養管理者がエネルギー計算をしたり含有成分を考えてその使用を決めているものですし、整腸効果やスタミナUPを目的とするオイルの添加をストップする事はできません。そうなると残されたオメガ6の比率ダウンはオメガ3の添加になるのです。
オメガ3の添加は、オメガ6の高比率により悪影響を抑えるだけでなく、オメガ3の持つ効力で驚くべき働きを生みます。
オメガ3の効能の代表格が免疫力のアップと炎症を抑える働きで、これは薬物から人工的に作られる効果ではなく生理的に体内で生成される物質によるものなので体内でのオメガ3脂肪酸の保持は、これらの効果の永久的持続と言っても過言ではありません。
また、以下の非常に動物の生活に重要な働きもあります。
◆ 抗アレルギー効果がある為、食物や埃によるアレルギー、アレルギー皮膚炎にもよい。
◆ 動脈硬化を遅らせたり血液の粘度を下げる。
◆ 脳神経障害、視神経障害をを予防(イライラ予防)
◆ 体組織への酸素運搬スピードのアップ。
◆ 腸の炎症発生を抑える。
◆ メタボリックシンドローム予防
以上のような働き、効能を考えるとオメガ3脂肪酸は人間も摂取するべきものである事がよくわかります。
3.なぜ競走馬に亜麻仁油?
オメガ3脂肪酸の中でもよく知られているのはDHA、EPA、αリノレン酸などですが、このうちDHAとEPAは青魚などの海中生物から得られるものなのでそれらを馬に与えようとするならば魚油を飼葉に混ぜなければなりません。
欧米では、既に競走馬にオメガ3の添加が必要なことが広まっていて魚油入りのサプリメントが販売されているようですが、臭いが馬に受けつけられ難くその給与は簡単ではありません。
そこで残るαリノレン酸を多く含む亜麻仁油が馬に与えるには最適と言うことになります。
前述のオメガ3脂肪酸競走馬に与えたケースで以下のような働き、効能が考えられます。
(1)抗炎症作用により調教やレース後の筋肉損傷回復を少しでも早めたり関節炎発症を抑える。
(2)血がドロドロになり難いので継続した調教が出来る。
(3)健康的な蹄部の維持が出来る。
(4)神経の良好状態が維持出来るのでイライラを抑制。
(5)アレルギーの抑制力で皮膚炎に効果があり、調教を休ませる必要がない。
(6)腸の状態が良く保たれるので、与えたい成分を与えて吸収力に問題がない。
また、調教されている馬にオイルを与えることで期待するスタミナアップに関してもグルコースの有効活用と体組織への酸素運搬スピードアップにより、競走馬として少しでも長い時間、自己能力の持つパフォーマンスを引き出すことに繋がります。
たかがオイルで、と思う人もいらっしゃるかもしれませんが、以上の働き、効能は競走馬の生産、育成と競走馬としてベストの状態維持には何より大事な添加物であることは明白なのです。
是非、高品質亜麻仁油、フォーラン社のプレミアム・リンシードオイルを継続使用して、より良い馬体環境を維持し、競走馬としてのパフォーマンスを最大に引き出す準備をしてみてください。
◆用法・用量に定量はありません。
イタリア人がサラダやパスタを食べる際に、オリーブオイルをかけるイメージです。ただ、目安としては1日に50ml~100mlくらいとご案内しております。
※1プッシュ、25mmです。
※こちらの商品は、人工的に作られたオイルではなく自然界に由来する亜麻仁油を原料としております。その為、製造ロットにより色や香りに違いが生じる場合があります。また、大きなタンクから容器に移し替える際に沈殿物(ワインの澱のような物とお考え下さい)が混入する場合もありますが、製造ロット毎に品質検査をしておりますので安心してお与え下さい。