Thermoplastic(サーモプラスティック)という素材で出来た、NATHE(ネイト)ビットです。
Made in Germany
手綱をつける位置・本数によって、様々な作用をする3リングのユニバーサルビットです。
プラスチック・・・?
口の中に入れる素材としては、何となく不安に思うプラスチックですが、NATHEビットのサーモプラスティックという素材は、日本語では熱可塑性樹脂(ねつかそせいじゅし)と言って、高品質なプラスチック素材のひとつです。
ドイツ国内では食器などと同等の“Food-safe”という食品基準をクリアしており、馬はもちろん、人間の口に入れても安全だというお墨付きです。(科学溶剤不使用)
軽くて壊れやすいイメージもあるプラスチックですが、馬の歯で噛んで、すぐにポロリと欠けてしまうようでは、そのような基準は通らず、すなわち、丈夫であることの証明でもあります。
(もちろん、適度な柔軟性が馬にとってもいいので、噛み跡が付かないわけではありません。)
高品質・安全・丈夫、であったとしても、馬にとってのメリットでは無さそうですが、熱可塑性という性質のおかげで、温度に影響されない為、金属のようにヒヤッとした不快感がなく、馬にとってのちょうど良い柔軟性(硬さ)を保つことが出来ます。
ゴムも似たような素材に思えますが、ゴムよりも表面がツルっと滑らかで、歯で噛んだ際のゴム特有のキシキシ感、ゴムの味や匂いもありません。また、ゴムは外気温の影響を受けるので、冬は冷たくなり、硬くもなりますし、経年劣化でひび割れもします。
似たように思いますが、ゴムとは全く異なります。
また、現在はどのハミメーカーも、口腔内を解剖学的構造で考えて、ハミが口の中でどのように作用するかを考えて設計されています。
もちろんNATHEビットのノンジョイントビットも、中央が少し細いただのバービットではなく、口の中でのハミと舌のフィット感を計算して湾曲した設計になっています。細かい形状も、加工のしやすいサーモプラスティックならではです。
サイズは120mmと130mmの2サイズです。
ステンレス芯のこだわり
サーモプラスティックの中は見えませんが、中にはステンレス芯が入っています。
一般的に、金属ネジで接続されているのが多いところ、NATHEビットでは、組み木のほぞつぎの様に、ステンレスを組んで接続しています。
▼写真はダブルジョイントのハミですが、ステンレス芯のデモンストレーションイラストの為、一部を透明にしたものです。
▼一般的なハミはこうだそうです。
馬とライダーのために、最高品質なハミを作ることをモットーにされており、もちろん、ハミ環やその他リングも高品質のステンレススチールを使用しております。
