HIDEZ(ハイズ)
最近話題になっている、
H3122 HIDEZ コンプレッションフード の全身版です。
主な効果は、
疲労回復と
輸送疲れ対策です。
HIDEZは医科学的に筋繊維や骨格を研究し、【馬への段階的着圧】を取り入れた技術で、このボディスーツを作りました。

◆疲労回復
着圧による効果で期待することは、【血行促進により、体内の血液を心臓に戻し、筋肉への酸素供給を増やし、体内の乳酸や二酸化炭素などの老廃物を除去し、体を回復させる】ことです。体にフレッシュな酸素が行き渡ることで、精神的にもリラックスしやすくなります。
適度な緊張は馬の集中力を高める場合もありますが、運動やレースの後は、
なるべく早くリラックスさせてあげることが、疲労回復への近道です。
その着圧を効果的にするために、【心臓から遠い部分により強い圧をかけ、心臓に近い部分では弱い圧をかけることにより、無駄なく効率的に血液を送り、体への負担なく血液を循環させる】、これが段階的着圧です。
また、製造元では、酸素循環により血液量も増えることから、手術後の着用も推奨していますし、皮膚がえぐれる程の怪我にガーゼなどもあてずに、そのまま着用することも推奨しています。怪我部分の回復力もアップしますし、馬体全体の調子も整うので、いずれにしても回復力がアップします。
◆輸送
もうひとつ、着圧による効果は【筋肉振動による輸送疲れ=体重減り対策、&怪我防止】です。
実は、筋肉というのは、その筋肉自体が振動することによっても疲労し、消耗します。
輸送は、人間が考えているより、馬にとっては、精神的・肉体的にもストレスとなり、疲労を感じます。
当たり前ですが、馬は四肢で立ったまま、何時間か分からない状態で、グラグラと不安定に馬運車で運ばれます。
過度な緊張を感じながら、倒れないように、踏ん張っています。これは相当なストレスとなります。
輸送により、筋肉振動による肉体的ストレス、緊張状態での移動による精神的ストレスを感じ、ダブルのマイナス効果で体重が減ってしまいます。また、やる気も軽減しますし、場合によっては、到着後の食欲にも関係してきます。
疲労回復の説明であったように、血行促進によるリラックス効果の他に、
筋肉自体の振動を減らして肉体的ストレス(疲労)の軽減を図ります。
また、輸送中にボディスーツを着ることは、怪我防止にもつながります。
スポーツ選手がネックウォーマーを着用するのと同じように、筋肉を起こしておくことにより、とっさの動きに対応出来ます。
何も着ていない状態で、とっさに予期せぬ状況で足を踏ん張るのと、ボディスーツを着た状態で、足を踏ん張るのでは、筋や筋肉を傷めにくいです。
輸送で過度なストレスを感じ、カリカリしやすく、動きが大きくなり、どこかにぶつけてしまうリスクも軽減できます。
【推奨的使用方法】
◎調教後の疲労回復の為の着用
馬装を外して、洗った後、良く乾かし、馬の呼吸が落ち着いた状態から着用してください。
通気性がありますので、1年中、夏でも冬でもお使いいただけます。
厩舎内、洗い場、どちらでの着用も大丈夫ですが、寝転んで破れたり、寝違えの原因になる可能性もあるので、
そばに人がいる状態で着用してください。
◎レースによる輸送&疲労回復
馬にもよりますが、だいたい装着して、10分程で効果が現れますので、馬運車に乗る、30分~1時間前には着用してください。
行きの輸送で着用 → 到着後落ち着いて馬房に入る前に脱がす → レース → レース終わりの輸送で着用 → 到着後落ち着いて馬房に入る前に脱がす。
サイズは、非常に多岐にわたり、メーカーではミニチュアポニーからサイズがありますが、当店では、サラブレッドサイズのみの取り扱いです。(別途ご相談ください。)
サイズは体高と腹帯周りの2箇所を測ってください。
1つの体高サイズにつき、3種類の腹帯周りがあります。
腹帯周りは、基本が黒で囲ってあるスタンダードになります。
実際に計測した数値を見てサイズをお選びください。
体高が165cmで腹帯周りが193cmの場合は、16(体高163cm~167cm)のスタンダードです。
※サイズ欄でお選び頂くと、現在の在庫状況が表示されます。当店で通常在庫としてご用意しているのは、サイズ表で赤くなっている、3サイズです。
それ以外のサイズの場合は、お取り寄せとなりますので、
こちらからお問い合わせください。お電話でも受け付けております。029-885-8619
別売りでネック(首)部分もあります。
H1501 HIDEZ ボディスーツ用 ネック部分

オーストラリアの25戦無敗の全勝女王、ブラックキャビアもHIDEZのボディスーツの愛用馬でした。
メルボルンからイギリス アスコット競馬場への長時間輸送でも体重減りがなく、外国の地でも22連勝目を飾りました。
※ムキムキ570kgのブラックキャビアで、サイズは16-1/2(体高168cm~172cm)のスタンダードだったそうです。
こんなにピッタリしたボディスーツ、着させにくいのでは、、、と思われると思いますが、慣れてしまえば、3分ほどで着させられます。
実際に当店の女性スタッフが試したところ、1回目は7分以上かかりましたが、2回目は4分、3回目からは3分ほどで着せられるようになりました。 脱がすのは1分もかかりません。

ボディスーツには、着せ方の動画のDVDが付いています。
しかし、もちろん英語です。日本語の着せ方を写真と文字で書いたものを別途お付けいたします。

①まずファスナーを全て外した状態で馬にバサっとかける


②アルファベット
Aのファスナーから閉めていく

③一番下まで下ろさず、ひとまず足の付け根辺りまで閉める

④反対側の
Bも同じように、足の付け根辺りまで閉める

⑤真ん中の
Cを左右と同じくらいの位置まで閉める

⑥
Aから足の下まで下ろしていきます
ファスナーの内側と皮膚があたらないように、上の写真で白い矢印で記した布が出ているのを確認しながら下ろす

⑦下まで下ろしたらベルクロを留めます
反対側も同じように閉めます

⑧次に後ろ足のファスナーを下ろしますので、背中からお尻までフィットするように整えます

⑨しっぽを出します

⑩後ろ足のファスナーの開始位置は、付け根の内側辺りにあります

⑪後ろ足は一気に下まで下ろして、同じくベルクロを留めます
反対側も同じようにします

⑫最後に胸前のCをお腹の真ん中あたりにある最終地点まで閉めます
おわり
非常に難しそうですが、実際にやってみると、あぁ意外と簡単だな、ファスナーもしっかりしていて閉めやすいな、という感じです。
ひと脚ずつ閉めていき、最後にお腹を閉めるだけのことです。

箱の中には、ボディスーツ、DVD、スーツ用の折りたためるリュック、がセットになっています。
当店では、黒に白ステッチを取り扱っておりますが、色や柄がたくさんあります。
オリジナル プリント ¥110,000+税
▼ベースの色に、厩舎のロゴや馬名を入れることも出来ます。
