
アイルランドを拠点とし、世界18カ国以上で製品を提供する動物用ヘルスケア企業、Forte Healthcare Ltd.(フォルテ・ヘルスケア)が、2021年に馬専用の新ブランド「
ARK Equine」(アークエクワイン)を立ち上げました。
もともと馬の医薬品やサプリメントは扱っていましたが、獣医師が理想とする製品を、安定した品質と価格で継続的に提供するために、この新ブランドを設立しました。
激しい調教や運動をする馬にとっては、夏以外でもとても重要な電解質の補給のための、電解質ジェル(1リットル入、投薬器付き)です。
ナトリウム・カリウム・カルシウム・マグネシウムなどの電解質がバランスよく、馬の体に吸収しやすいように配合されています。
【内容物】
(原材料)
ブドウ糖・・・迅速なエネルギー源
塩化カリウム・・・主要な電解質(カリウムと塩化物)の供給源
プロピレングリコール・・・液体製剤の安定剤
グリセリン液体製剤・・・甘味料、わずかなエネルギー源
塩化マグネシウム・・・電解質(マグネシウムと塩化物)の供給源
塩化カルシウム・・・電解質(カルシウムと塩化物)の供給源
【栄養成分】
水分 65.3%
塩化物 6.39%
ナトリウム 3.4%
カリウム 1.7%
粗タンパク質 0.6%未満
カルシウム 0.53%
粗繊維 0.4%未満
粗脂肪 0.5%未満
マグネシウム 0.26%
リン 0.037%
以上の成分を合計しても100%になりません。
これは、ブドウ糖などの炭水化物や、その他の液体成分が栄養成分には含まれていない為です。
※粗灰分 18.2%(上記の中のミネラルの総量のこと 非常に高い数値です)

用量
300kg~450kgの馬
・軽い運動 15ml
・激しい運動 30ml
450kg~600kgの馬
・軽い運動 30ml
・激しい運動 60ml
運動直後に、同梱の投薬器で直接馬の口に投与してください。
投与後には新鮮な水を与えて下さい。
人間も汗をかけば水分を補給しますし、近年は塩分タブレットなども登場しておりますが、馬と電解質の関係が特に重要視されるのは、馬の汗の成分に特徴があるからです。
馬の汗は、人間の汗と比べると、ナトリウム・塩素・カリウムの電解質濃度が非常に高いことが特徴です。その為、大量に発汗すると、水分だけでなく、体液以上の濃度の電解質を体外に失ってしまいます。(人間の汗も舐めればしょっぱいですが、馬の汗はもっとしょっぱいイメージです。)
また、人間には【電解質の再吸収機能】がありますが、馬にはありません。
これは人間と馬の
汗腺の違いによるものです。
専門用語が多くなってしまいますが、人間の汗腺は、体温調節を主な役割とするエクリン腺が主体で、汗を出すときに電解質を体内に戻す(再吸収する)仕組みが発達しています。馬の汗腺は、アポクリン腺が主体で、血液の液体成分に近い濃度の電解質をそのまま汗として放出します。
汗腺の違いから、人間は電解質を再吸収できますが、馬はただでさえ電解質濃度が濃い汗をかくのに、再吸収が出来ない。ということです。
そのため、運動をして発汗量が増えるほど、電解質不足になりやすい動物です。
不思議な話ですが、水だけを与えても失われた電解質は補われず、体液が薄まることでかえって脱水状態を悪化させることもあるので、電解質サプリメントで適切に補うことが大切です。